オフショア開発企業インタビュー
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ビジネスモデルに即した「開発手法」を提供し、
クライアント様の結果を全力サポート!
株式会社GNT
代表取締役 ホー・トゥン・ラム 様
インタビュー:2017年05月26日

株式会社GNT 代表取締役

ホー・トゥン・ラム 様

1968年ベトナム、ハノイ生まれ。15歳で単身、来日。大学を卒業後に1994年にアルファグループ株式会社(東証ジャスダック上場)に創業メンバーとして参画し取締役を務める。2000年5月、株式会社GNTを創業。代表取締役に就任。モバイルインターネットの黎明期より、モバイルコンテンツ事業、モバイルメディア事業、モバイルEC事業などを手がける。2006年よりベトナムにおける自社プロダクト向けオフショア開発体制を構築しフルオフショア化を実現。

3点目はいかがでしょうか?

開発を成功させるためには、エンジニアたちの「ビジネスへの理解」も重要なポイントになります。いかに主体的に参加させ、意識を高めて、貢献させるかということが重要になるのです。

 

一般的にオフショア開発は「ウォーターフォール型」の開発が多いです。これは「MVP開発」とは違い、開発の最初の段階で仕様などの重要な決定を行ってしまいます。したがって後になってから仕様に変更が生じた場合など、前に決めたことを変更することが難しいです。開発の段階でも、エンジニアたちの仕事が決められた仕様を実現するための作業になってしまいがちです。当然、「自分たちのプロダクト」という考えは生まれず、主体性も出にくいでしょう。そこには創意工夫も生まれにくく、開発全体の失敗要因にもなることもあります。

 

こうしたことが起きてしまうのは、「自分たちのプロダクト」だと理解してもらうための情報が不足していることも大きな原因だと考えます。そもそも、「何に使われるか」「誰に使われるか」「どういうビジネスモデルになっているか」といったものを知らないまま開発するのでは、自分たちのプロダクトとは思えないでしょう。主体性を持って開発していくには、まずそれを理解してもらうプロセスが重要です。「なぜ」を理解しないまま、「どうやってやるのか」だけを求めてしまうでしょう。

 

弊社は、もともとは自社プロダクトを作っていたことから、エンジニアたちが「自分たちのプロダクト」だというマインドで開発することに慣れています。これは一朝一夕に獲得できるものではありません。弊社の大きな強みの1つです。

ありがとうございます。それでは、最近はどういった開発案件が多いでしょうか。

日本国内のEコマース案件が増えていますね。それも、フロントエンドだけではなく、バックエンドにあたる「分析」も合わせての案件が増えています。また、3DやVRといったものも増えています。これは、ゲームもあるし、非ゲームもあります。ベトナム人は結構3Dが得意です。実績があって、人材が豊富です。 

オフショア開発を成功するために重要なことは何でしょうか。

1つのプロダクトを成功させるためには、技術力・デザイン力・分析能力の3つが必要不可欠です。それぞれを提供してくれる会社はありますが、全てが揃っているベトナムの企業は少ないと思います。私たちはそれを提供することができます。 

最後にオフショア開発の導入を検討している企業に一言お願いします。

オフショア開発は、ローコスト化とスピードアップするための方法論として極めて有効な手段だと思います。我々はそれを実現してきました。そのやり方をお伝えしたいと考えています。是非、お気軽にご相談ください。