ソフトウェア開発における第3者検証サービスを展開する株式会社SHIFTは、設立より培ってきたソフトウェアにおける不具合データをあらゆる角度より分析、調査しまとめたソフトウェアテストノウハウを教育サービスとして提供するヒンシツ大学の海外進出第一弾として、現在日本のソフトウェア開発オフショア開発先として需要の高まるベトナムにてセッションを実施した。

「IT人材白書2013」(情報処理推進機構(IPA))によると、日本からベトナムへのオフショアニーズは、直接発注、間接発注共に全体の約84%を占める中国と比較すると、まだ小規模ではありますが、直接発注でインドと共に2位(19.2%)、間接発注でも21.1%と12.3%のインドをおさえて2位となり、日本におけるオフショア開発先として中国に次ぐ需要を得ている。

人件費の高騰による中国オフショア離れが進む中、ベトナムオフショア開発の主なメリットはその人件費。価格競争に陥ってしまえば、より物価の安い国にその座を危ぶまれる可能性も大きく、また、ベトナムはコミュニケーション面においても、漢字を使う中国、英語を使うインド、フィリピンと比較するとハードルが少し高いのが現状である。
ヒンシツ大学ではベトナムのみならずアジア諸国での教育サービスの拡大を進める事により、微力ながらアジアにおけるソフトウェア開発、製品の全体的な品質と技術、知識の向上に貢献していきたいとしている。