24/365とは?システム運用と保守との違いも解説

公開日:2021/11/29 最終更新日:2021/11/29

24/365とは?システム運用と保守との違いも解説

 

経済のグローバル化、インターネットの普及などにより、休日や深夜であってもビジネスを行うことが可能となった昨今。ネットを利用すれば24時間買い物をすることができ、時差のある海外との取引なら深夜のリアルタイムの対応も可能です。

 

そんな現代において、常にシステムを正常な状態に保ち続けることはビジネスにおいて非常に重要な意味を持ちます。システム障害によって企業が被る損害は金銭だけではなく、顧客からの信頼をも失うものであり、絶対に避けなければなりません。

 

このテキストでは、システム運用の基礎知識と、24/365運用について詳しく解説していきます。混同しやすいシステム運用とシステム保守の違いや、24/365運用にかかるコストや自社で行うメリット・デメリットなど、この機会に改めて、システム運用について理解を深めていきましょう。

INDEX

1. そもそもシステム運用とは?

2. 24/365とは?

3. 運用で実施すること

4. システム運用と保守の違い

5. システムの24/365運用は外注すべき?

6. 24/365に必要となる費用は?

7. これからのシステム運用は海外へ!

そもそもシステム運用とは?

「運用」とは、「ものをうまく働かせて使うこと」を意味する言葉。「システム運用」とは「システムをうまく働かせて使うこと」となりますが、具体的に言うと「システムを常に正常な状態で安定して利用するために管理すること」です。

 

社内のサーバーやネットワークなどのシステムを常に正常な状態で稼働させるのがシステム運用の役割であり、障害を未然に防ぐことや、状況に合わせたシステムの拡張なども大切な業務です。システム保守と混同されることが多い業務ですが、その違いについては後述します。

24/365とは?

24/365(24・365や、24365とも)とは24時間365日のことで、24/365運用とは24時間365日、常にシステムを安定稼働させることを言います。

システムエラーはいつ起きるかわからないため、24時間365日体制で対応できるようにしておくことが重要です。もしもの事態が起きたときにすぐに対応できないと、システム障害によって大変な損害が出てしまいます。

 

みずほ銀行が度重なるシステム障害を起こし、金融庁から業務改善命令が出たのはつい最近のこと。みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取などが辞任する事態へとつながりました。

 

また、ドコモ口座を利用した不正出金や、東京証券取引所のシステム障害によって株式売買が終日ストップしてしまったのも記憶に新しいところです。

 

このような事態を避けるためにも、24/365運用は企業にとって非常に重要な存在なのです。

運用で実施すること

システム運用で実施されることには下記の業務がありますが、24/365運用ではこれらを24時間365日行わなければなりません。

 

|システム監視

 

システムが正常に稼働しているかどうかを監視します。ツールだけでなく人の目視でも確認することでよりトラブルの予兆を把握しやすくなります。

 

|バックアップ対応

 

万が一のためにバックアップを取っておくのもシステム運用における重要な業務です。

 

|セキュリティ対応

 

システムを安定的に稼働させるためには安全性も非常に重要な要素です。ファイアウォールの設定やウイルス対策など、セキュリティ対策もシステム運用の重要な業務の一つです。

 

|IT資産管理

 

システムを構成する精密機器の老朽化など、システム運用は物理的な側面からもトラブルを防止しなければいけません。IT資産の管理も非常に重要です。

 

|システム改修

 

システムをよりスムーズに稼働させるため、改修の提案も行います。

システム運用と保守の違い

システム運用はシステムを正常に稼働させるための業務であるのに対し、システム保守はトラブルが起きた時の対応を行う業務です。システム保守の業務としては、システム障害の原因究明やシステムの復旧などがあげられます。

 

ただし、システム運用が保守を行っているケースもあり、線引きは企業によって異なるのが現状です。システム運用に保守を担当させるのは分けるべき業務を一括して対応させることであり、担当者の負担が増えるため、本来はあまり好ましいことではないとされています。

 

とは言え、IT人材の人手不足は深刻であるため、なかなか運用と保守をきっちりと分けると言うのは現実的には難しい面もあるようです。

システムの24/365運用は外注すべき?

システムの24/365運用は自社で行うべきでしょうか、それとも外注すべきでしょうか?

ここで、システムの24/365運用を自社で行う場合のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

 

■ 自社でシステムの24/365運用を行う場合のメリット

 

<運用以外も担当可能>

自社でシステムの24/365運用を行う場合、担当するのは当然自社の人材です。社員であれば運用以外にもさまざまな業務に対応してもらうことができます。

 

<セキュリティの面で安心>

自社の人間が担当するのですから、社外秘の資料なども共有しやすいのが自社運用のメリットの一つです。

 

■ 自社でシステムの24/365運用を行う場合のデメリット

 

<リソースの問題>

IT人材は慢性的な人手不足のため、新たに採用するのがなかなか難しい状況です。

 

<離職リスク>

24/365体制となると、担当者が夜間や休日対応を担当しなければいけません。近年はIT人材が不足しており、転職が容易であるため、ハードワークが離職・転職につながるケースも増えています。

 

<教育や採用に時間とコストがかかる>

システムを改修したり、新しく構築し直したり、新たなノウハウが必要となる場合、教育に関するコストと時間がかかってしまいます。また、担当者が変更になったり、新たに採用したりする際も、教育や採用に関するコストが増加します。

24/365に必要となる費用は?

24/365体制のシステム運用となると、1ヶ月で24時間×28~31日の運用体制となりますから、1ヶ月で672〜744時間稼働することになります。担当者が週休2日で1日8時間の勤務を行う場合、1名あたり160時間ほどの稼働時間となりますから、24/365運用には5名以上の人員が必要となり、人件費だけで1ヶ月に200万円を軽く超える計算となります。

これからのシステム運用は海外へ!

前述したように、24/365体制のシステム運用を実現するためには人員確保と人件費の問題をクリアする必要があります。

 

人員確保については、国内の人材に絞って探すのはなかなか頭の痛い問題です。国内の人材不足はもはや深刻なものとなっており、大手企業は学生にも目を向けてIT人材、DX人材の育成を開始しています。

 

育成に大手企業ほどコストをかけられない中小企業が注目しているのが海外へのアウトソースです。海外は日本よりも人材が豊富であり、優秀な人材を低コストで得ることができます。国を選べば、日本よりもはるかにコストを安く抑えられるケースも。また、こちらも選ぶ国によってではありますが、時差を利用して担当者の深夜対応をなくすこともできるでしょう。

まとめ

近年、みずほ銀行だけでなく大手企業や官公庁のシステム障害が大きな話題になりました。重大な障害であればあるほど復旧までに時間がかかり、多大な損害が発生します。本来あってはならないシステム障害ですが、近年のインターネットやスマホの普及、ライフスタイルの変化などによって24時間365日の対応が求められることや、頻繁なOSのアップデートなど、システム運用にかかる負荷が年々増えていることも事実です。

国内のIT人材は不足し続けており、育成もなかなか進んでいない状況で、少ない人員で24/365体制のシステム運用を行うことは、現場に多大な負担をかけることになります。

 

国内のIT人材不足が深刻な今だからこそ、海外の人材に目を向け、現場の負荷を減らすことが重要です。

 

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この記事を書いた人

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