最終更新日:2026/02/27

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クラウド(Cloud)とは?意味・仕組み・種類

ITインフラにおいて、クラウド(Cloud)は企業を支える重要な基盤技術です。物理的なサーバーを自社で保有・管理する従来のオンプレミス型から、インターネット経由で必要なコンピューター資源を利用するクラウド型への移行は、ビジネスの速度と柔軟性を高めるための一般的な選択肢となりました。

本記事では、クラウド(Cloud)の定義から仕組み、主要なサービスモデルであるSaaS、PaaS、IaaSの違いについて解説します。

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クラウド(Cloud)とは

クラウド(Cloud)とは「クラウドコンピューティング(Cloud Computing)」を省略した名称です。

従来、システム構築のためにはサーバー機器を購入し、自社のデータセンターやサーバールームに設置する「オンプレミス」での運用が一般的でした。クラウド(Cloud)では、サーバーやストレージ、アプリケーションなどのコンピューターリソースを、インターネットを通じてサービスとして利用します。この仕組みによって、物理的な資産を持たずにITシステムを構築・運用することが可能となりました。

クラウドサービスとして代表的なのが「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類です。

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①SaaS(Software as a Service)/ サース・サーズ

SaaS(サース、サーズ)とは「Software as a Service」の略です。ソフトウェアをダウンロードせず利用できるクラウドサービスで、メールやストレージ、CRMツールなどさまざまなサービスが多くの法人・個人に利用されています。

代表的なSaaSとしては、Googleが提供しているサービス「Gmail」「Googleカレンダー」や、ストレージサービス「Dropbox」、CRMツール「Salesforce」があげられます。

SaaSはサブスクリプション型のサービスとしてライセンスが提供されることが多く、ダウンロードやインストールが必要な買い切り型のソフトウェアよりも互換性や運用管理の面において優れており、初期費用も抑えられることから一気に普及しました。

SaaSについては下記の記事も参考になりますのでご一読ください。

https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/what-saas/

②PaaS(Platform as a Service)/ パース

PaaS(パース)とは「Platform as a Service」の略です。アプリケーションを稼働させるためのプラットフォームを提供する、エンジニア向けのクラウドサービスです。

OS、データベースやWebサーバーなどのミドルウェア、実行環境などが提供されるため、開発者はハードウェアやOSの管理を任せることができ、アプリケーション開発コードの記述に専念できるというメリットがあります。

代表的なPaaSには「Google App Engine」や「AWS Elastic Beanstalk」があります。また、開発者に人気の高い「Heroku」も代表的なサービスの一つです。

③IaaS(Infrastructure as a Service)/ アイアース/イアース

IaaS(イアース、アイアース)は「Infrastructure as a Service」の略であり、ネットワークやストレージ、サーバーシステムなどのインフラリソースを提供するクラウドサービスです。代表的なIaaSには「Google Compute Engine(GCE)」「Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)」があります。

IaaSは3つのモデルの中で最も自由度が高く、オンプレミス環境に近い構成をクラウド上で再現することが可能ですが、ミドルウェアの選定や設定、セキュリティ対策、バックアップなどはユーザーが自ら管理・運用する必要があり、使いこなすには高度な知識が求められます。

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クラウド(Cloud)を活用するメリット

クラウド(Cloud)を活用することで、ユーザーはさまざまなメリットを得ることができます。ここでは「初期投資を大幅に軽減できる」「スケールしやすい」「運用コストも軽減できる」の3つのメリットについて解説します。

クラウドの基礎知識やオンプレミスとの違いについては下記の記事も参考になります。

https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/cloud-onpremises

初期投資を大幅に軽減できる

オンプレミス環境では、システム構築に先立ってサーバー機器やネットワーク機器、設置場所、電源設備などの多額の初期費用が必要となりますが、クラウドサービスは従量課金制や月額定額制が一般的であるため、システム導入時のコストを最小限に抑え、スモールスタートが可能となります。

スケールしやすい

クラウドサービスは設定変更を行うことが簡単なため、スケールしやすいという特徴があります。例えば期間限定のキャンペーンなど、一時的にアクセスが急増する場合にはサーバー使用量を増やし、ピークが過ぎれば減らすといった柔軟な対応が可能です。

運用コストも軽減できる

クラウドサービスであれば物理的なハードウェアを自社で保有する必要がないため、機器の故障対応や老朽化に伴う買い替え、データセンターの電気代や空調費といった維持管理コストを削減できます。必要な時に必要な量のリソースを利用することができるため、使用量や容量の無駄を減らすことも可能です。

また、ハードウェアの保守作業に費やしていた担当者の工数を、より付加価値の高い業務やアプリケーションの改善に振り向けることで、組織全体の生産性向上にもつながります。

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クラウド(Cloud)を活用するデメリット

クラウドサービスの活用には多くの利点がある一方で、「自由度が低い」「サービス終了の可能性がある」「セキュリティ面で注意が必要」といった、特有の課題やリスクも存在します。これらを事前に理解し、適切な対策や設計を行うことが必要です。

自由度が低い

クラウドサービスを活用する際には、サービスが提供する仕様の範囲内で利用することが前提となります。そのため、独自機能の実装や、レガシーシステムで使用していた構成をそのまま持ち込むなどのカスタマイズが難しいケースがあります。

オンプレミスのようにハードウェアレベルからの完全な制御はできないため、要件によっては業務フローを導入するサービスに合わせて変更することが必要です。

サービス終了の可能性がある

他社のクラウドサービスである以上、サービス終了というリスクはつきものです。利用しているサービスが採算性の悪化などを理由に終了してしまうと、代替サービスへの移行やデータの退避を余儀なくされます。

こういったリスクを避けるためには、市場シェアの高い信頼できるサービスを選定したり、複数のクラウドサービスを採用したりすることでリスクを分散させる必要があります。

セキュリティ面で注意が必要

ネットワーク上でデータが管理されるクラウドサービスはセキュリティ面のリスクを抱えるサービスと言えますが、管理をクラウドサービス側に任せることができるため、セキュリティが向上するという一面もあります。

また、サービス自体の安全性の検討だけでなく、設定ミスによる情報漏洩や、クラウドサービスに接続する際のセキュリティについても対策する必要があります。

クラウド(Cloud)の選定基準

クラウド導入を検討する際には、複数のサービスの中からどのクラウドサービスを採用するか、が悩みどころです。システムの要件、社内の技術力、予算などの要素を総合的に判断し、最適なサービスを選択する必要があります。

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ソフトウェアだけならSaaS

メールやチャット、勤怠管理や会計ソフトなど、一般的な業務機能のクラウド化ならSaaSが最適です。開発やインフラ構築の工数をゼロにでき、契約後すぐに利用を開始できます。汎用的な業務については、自社開発せずにSaaSを活用することで、コストと時間を大幅に節約することができます。

費用を抑えたソフトウェアの開発ならPaaS

独自のソフトウェア開発を行いたい、しかしインフラの構築や運用管理にコストや人員を割けない……そういった場合はPaaSが適しています。サーバーのOS設定やミドルウェアの管理をクラウドサービスに任せることで、開発チームはアプリケーションのコード記述と機能実装に集中できます。これにより、開発期間を短縮することができるだけでなく、運用負荷も減らすことができます。

ハードウェアやOSレベルを選定したいならIaaS

既存のオンプレミス環境をそのままクラウドへ移行したい場合や、特殊なミドルウェアを使用する必要がある場合などはIaaSを選択します。
IaaSはインフラ設計の自由度が高いため、企業の厳格なセキュリティポリシーへの準拠や、特定のパフォーマンス要件を満たす構成を組むことが可能です。

まとめ

システム開発においては、単にクラウドを採用するだけでなく、その特性を最大限に活かす設計や開発体制の構築が品質を左右します。IaaSやPaaSを活用した開発では、インフラからアプリケーションまで幅広い知識が必要となり、専門性の高いエンジニアリソースの確保が課題となるケースも少なくありません。しかし、国内のIT人材確保は人手不足と採用コストの高騰という、難しい状況が続いています。

高品質な開発を実現するためには、技術力と実績を兼ね備えた開発パートナーとの連携も有効な選択肢です。

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