最終更新日:2023/12/25

オフショア開発におけるコミュニケーションの課題と解決方法

オフショア開発は海外のエンジニアを開発を委託するので、コミュニケーションがとても重要です。

 

開発してもらいたいものをはっきりと正確に伝える必要があります。

 

さらに文化の違いも受け入れていく必要があります。

 

この記事では、オフショア開発におけるコミュニケーションの課題とその解決方法を解説していきます。

 

 ・ オフショア開発に興味がある方

 ・ 社内のIT人材が不足している方

 ・ オフショア開発におけるコミュニケーションの仕方を知りたい方

 

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発で重要なコミュニケーションについてまるわかりですよ。

オフショア開発におけるコミュニケーションの課題

課題①人材管理が大変

 

オフショア開発ではエンジニアが海外にいるので、人材管理がしづらいです。現地でどのような開発を行なっているのかが見えづらく、レポートやリモート会議などで行う進捗確認も、相手の話を信じるしかありません。

 

課題②要件や仕様が伝わりづらい

 

オフショア開発では、うまくコミュニケーションができず、要件通りの開発でできない場合があります。納期が守られないといったことも起こりかねません。

 

特にオフショア開発は言語の壁もあり、対面でコミュニケーションを行うことが少ないので、なかなかこちら側の意図を正確に伝えることができません。

 

プロジェクトの目的や内容を正確に伝え、積極的なコミュニケーションで相互理解を図ることが重要です。

 

課題③国民性の違い

 

国が違えば文化や考え方も異なります。例えば日本では現代では薄くはなっているものの、残業を良しとする文化や、上司より早く帰りづらいなどといった文化があります。

 

そういった文化は日本特有なものであり、海外では通用しません。

 

時には大変な面もあるかもしれませんが、「自分たちと違うから間違っている」と決めつけるのではなく、相手の文化を受け入れて尊重していくことが重要なのです。

 

課題④開発のブラックボックス化

 

現地での開発の進捗具合や内容の把握が難しいため、委託先に任せっきりにすると、実際に確認できた時には開発がブラックボックス化している可能性があります。

 

結局システムの修正に膨大な時間やコストがかかってしまったなんてことも起こりかねません。

 

課題⑤言語の壁

 

オフショア開発の場合、主なコミュニケーション言語は英語になります。日本語話者同士で会話していても誤解が生じることがあるので、オフショア開発では尚更です。

 

また、要件定義などは日本側で行い、その後オフショア開発先の言語に合わせて翻訳を行うのが一般的な方法です。ここで、仕様バグと呼ばれる誤った翻訳をしてしまう問題が発生してしまうことが多くあります。

 

これは翻訳者のスキルだけの問題ではなく、日本語特有の曖昧さが影響していると言えます。

 

日本語では物事を遠回しに言ったり、はっきりと言うことを避ける傾向があります。こう言った日本語の特徴から、きちんと翻訳が行われずに失敗するケースがあるのです。

オフショア開発におけるコミュニケーションの解決方法

こまめなコミュニケーション

 

要件や仕様をうまく伝えるためには、やはり細かなコミュニケーションを行うしかありません。

 

リモートで会議をする場合は、日本側とオフショア側の双方でゴールをすり合わせ、そこからタスクを細分化していきましょう。

 

会議を行う際にネックになるのが時差の問題です。互いの業務時間内に行うことができるように、ベトナムのように時差の少ない国に委託することをおすすめします。

 

短い言葉で、はっきりと伝える

 

先ほど日本語の表現は曖昧で、翻訳をすると伝わりづらいと言いました。

 

この問題を解決するためには、言いたいことはなるべく端的に、はっきりと伝えるように意識していく必要があります。

 

日本語として多少不自然だとしても、委託先エンジニアとのコミュニケーションでは簡潔に伝えることを優先するべきです。

 

またオンライン会議などではチャットツールなども活用して、口頭で伝わらなかったもののスペルを書いて伝えるなども効果的ですよ。

 

それでもおすすめ!オフショア開発のメリット

 

オフショア開発におけるコミュニケーションの問題はいくつかありましたが、それでもオフショア開発にはメリットが多いです。

 

まずオフショア開発は上質なエンジニアをコストを抑えて獲得することができます。

 

ベトナムオフショアの場合、日本で雇う場合の3分の1のコストでエンジニアを採用することができるのです。

 

エンジニアの質も高く、特に現地でオフショア開発の委託を受けている企業では様々なプロジェクトを経験した優秀なエンジニアが揃っています。


特に、ベトナムでは近年IT人材が増えてきているということもあり、最新技術の知識を持った若者のエンジニアが多いのが特徴です。最新技術や流行の技術への感度が非常に高く、情報も豊富な人材が多くいるのです。

まとめ

いかがでしたか。本日はオフショア開発におけるコミュニケーションの問題とその解決方法について解説していきました。

 

オフショア開発では、海外のエンジニアに開発を委託するということもあり、言語の問題や物理的な距離の問題、時差の問題などでコミュニケーションが取りづらい面があります。

 

それらを解決するためには、コミュニケーションの頻度をあげ、端的に簡潔な言葉で伝えることが重要でした。

 

相手の文化を尊重していくのはコミュニケーションの基本です。ぜひこれらのことを意識してオフショア開発を行なっていきましょう。

 

dehaでは5年に渡り、ベトナムオフショアを行なっています。


ベトナムは日本人と似た国民性で、物理的な距離も近いことからオフショア開発に向いていると言えます。ベトナムオフショアについて興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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