最終更新日:2024/02/02
SAP アドオン開発(ABAP)でおすすめのオフショア開発企業 5選
2027年にSAP ERPシステムの標準サポートが終了します。
当初は2025年のサポート終了が予定されていましたが、対策できていない企業も多く、2年延期されました。
日本国内では約2000社の企業がSAPを導入していますが、SAP S/4HANAへの移行(SAP社が推奨)などの対策が進んでいる企業は、約半数程度に止まります。
2年間の期間延長が得られたとはいえ、企業は計画的でより実行可能な対策が求められています。
こうした事情に対応していく国内のSI企業においては、以下のような現状と課題があるのではないでしょうか?
・SAPシステムアドオン開発(ABAP)、運用保守対応を実行するためのITリソースが不足している。
・思うようにSAPエンジニアの調達や、パートナー企業の開拓が進まない。
・大規模なアドオン改修後の開発・運用・保守体制の計画に未着手
・改修要員の供給時期が重なるため、要員確保と調達コスト上昇のリスクを抱えている。
SAP人材は不足しており、人材の奪い合いの様相を見せています。
SAPの開発リソースをオフショアで確保することも選択肢の一つです。
そこで本記事では、SAPのアドオン開発(ABAP)でおすすめのオフショア開発企業をご紹介します。
INDEX
1.VNEXT JAPAN株式会社
2. 株式会社AutoMagic
3. インディビジュアルシステムズ株式会社
3. Hitachi Vantara Vietnam Co., Ltd. (HVN)
4. フィデル・テクノロジーズ株式会社
VNEXT JAPAN株式会社
VNEXT JAPAN株式会社は、ベトナムのハノイとダナンに開発拠点を持ち、15年以上オフショア開発を提供しています。これまで、スタートアップから大手企業まで320社以上のパートナーと600件以上の豊富な開発実績を積んできました。優秀なベトナム人ITエンジニアは400名以上所属しており、上流工程から開発〜運用・保守まで一気通貫で対応できます。
2018年から5年連続で「ベトナムICT企業トップ10」にも選出され、「品質第一」を重視し、日本と変わらないクオリティを保証しています。
SAP認定パートナーとして、これまで幅広い分野においてSAP開発・導入支援を提供してきました。SAPコンサルタント、SAPエンジニア、SAP PMなど30名以上が在籍しており、SAP開発専属の開発チームをラボ体制で構築しています。
【会社情報】
Webサイト:https://vnext.co.jp/
代表者:森 周平
資本金:¥43,000,000.-(グループ全体)
所在地:東京都千代田区外神田3-8-9昌徳ビル8F
従業員数:40名(日本)、420名(ハノイ、ダナン)
事業概要:
- オフショア開発
- システム開発
- アプリケーション開発
- AI研究・開発
- ブロックチェーンコンサルティング・開発
【企業詳細ページ】
株式会社AutoMagic
株式会社AutoMagicはインドに開発拠点をもち、オフショア開発を提供しています。優秀なインド人ITエンジニアが100名以上所属しており、いずれも高い技術力を有しています。AutoMagic所属のITエンジニアの80%以上が、エンタープライズにおけるビジネス×ITの経験を積んでおり、そのほとんどが開発工程を一気通貫で対応できるフルスタックエンジニアであるというので驚きです。
SAPを始めとしたERPと呼ばれる大規模な業務・基幹システムの場合、プログラミング言語も特殊で、高度な人材が必要です。インドは欧米のオフショア拠点として発展し、今や高度IT人材が最も豊富な国です。
インドと深いつながりをもつ同社では、SAPエンジニアの調達支援でも総合的にサポート可能です。
■会社情報
Webサイト:https://square1.jp/offshore/
代表者:清水 宏樹
資本金:¥20,000,000.-
所在地:東京都中央区日本橋茅場町2丁目1番11号
従業員数:105名(ブリッジSE 5名)(インド人開発者 100名)
事業概要:
- システム開発事業
- エンジニア派遣事業
■企業詳細ページ
インディビジュアルシステムズ株式会社
インディビジュアルシステムズは2002年創業と、ベトナムでは最古参の日系オフショア開発企業の1社です。これまで500以上のプロジェクトをすべて完遂しており、その経験・実績を、成功のノウハウとして蓄えています。
同社では創業以来、約20年間、国内SIパートナー企業と計画をすり合わせながら、最適な開発体制増強を実施しています。経営計画により沿うことで、いち早く市場にフィットしたベトナムオフショア開発チームを戦略的に構築しているのです。
そのため、ベトナム市場においても、一部の大手ベンダを除き、SAPエンジニア(ABAPエンジニア)は多くないのが現状ですが、同社ではSAP開発専属の開発チームをプロパー社員のみで構成しています。既に研修体制も確立され、需要にあわせたSAP要因の増員も計画されています。
■会社情報
Webサイト:https://indivisys.jp/
代表者:浅井 崇氏
資本金:¥10,000,000.-
所在地:兵庫県明石市大蔵八幡町1番10-516号
従業員数:280名
事業概要:
- 日本からの業務系システムの「オフショア開発・保守事業」
- ベトナムとASEAN各国日系企業向け「システムインテグレーション事業」
■企業詳細ページ
Hitachi Vantara Vietnam Co., Ltd. (HVN)
Hitachi Vantara Vietnamは日立グループのベトナムオフショア開発企業で、高い技術力と長年の実績から、ベトナムオフショア開発を牽引しています。CMMIレベル5認定など各種認証を取得し、品質に関する評価が非常に高い企業です。
同社は幅広い業種業界を顧客にもち、小規模〜大規模プロジェクトまで幅広くサービス提供しています。SAP関連についても、アップデート、移行、現地化、及びカスタマイズ開発などのサービス支援が可能です。
また、同社のカスタマーサポートセンターである「HVN SAPコンピテンスセンター」はPartner Center of Expertise (PCoE)として、SAPの認定を受けています。
■会社情報
Webサイト:http://www.globalcybersoft.com/ja/
代表者:Quynh Ba Nguyen(クイン バー グエン)
資本金:2,919,000,000 VND
所在地:Helios Building 4th Floor, Quang Trung Software City, Tan Chanh Hiep Ward, District 12, HCMC, Vietnam
従業員数:1000名以上 * 日本語技術者 150名以上(うちブリッジSE 30名以上)
事業概要:
- 各種業種顧客向けソフトウェア/アプリケーション開発
- 各種テスティングサービス提供
- SAP関連(アップグレード、開発、移行)
- マネージドサービス/クラウド
■企業詳細ページ
フィデル・テクノロジーズ株式会社
フィデル・テクノロジーズは、プネに開発拠点を置くインド拠点のオフショア開発企業です。ServiceNow、SAP、DXといったエンタープライズ向けのソリューションを強みとしています。
同社で提供するSAP関連サービスは幅広く、カスタマイズ、アプリケーションパフォーマンスモニタリングサービス、ドキュメンテーションおよびレポートサービス、保守およびバックアップサービス、と網羅的に対応ができます。
同社には各種SAP アプリケーションの経験豊富な認定SAPプロフェッショナルチームがあり、多様な業界においてSAPコンサルタントとして従事しているため、業務に特化したSAPソリューションの提供が期待できます。SAPサポート体制は24時間365日対応で、バイリンガル(日本語・英語)対応も可能です。
■会社情報
Webサイト:https://fideltech.jp/
代表者:スニル クルカルニ
資本金:¥33,000,000
所在地:東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル
従業員数:日本国内 36名・インド拠点 168名
事業概要:
- テクノロジー・ローカライズ・人材コンサルティング等のソリューション及びサービス
■企業詳細ページ
まとめ
この記事ではSAP アドオン開発(ABAP)でおすすめのオフショア開発会社をご紹介しました。
特に人材調達が困難なSAPエンジニアですが、グローバルにエンジニアを活用していくことが、人材不足に対する解決策の1つなのではないでしょうか?ぜひご検討いただければと思います。
また、オフショア開発の企業を選定するとき、どの企業がどんな技術領域、プログラミング言語に対応しているか、なかなかわかりづらいのではないかと思います。
オフショア開発. comではシステム開発 / アプリ開発など、幅広く御社のプロジェクトに応じたオフショア開発企業の無料選定・紹介をおこなっております。どうぞお気軽にお問い合わせください。