PWAとは?|メリット・デメリットと具体事例を解説

PWAとは?メリット・デメリットと具体事例を解説

Web技術の進化は近年めざましく、さまざまな新技術が登場しています。その中でも今、注目を集めているのがPWAです。技術としては以前からあるものですが、Webサイトとネイティブアプリのいいところを合わせたPWAは、ダウンロード不要なアプリであることから、急速に普及が進んでいます。

 

このテキストではPWAの基礎知識から、メリット・デメリット、PWAの具体的な事例などを解説していきます。

PWAとは?

■ PWAとは?

PWAとは「Progressive Web Apps(プログレッシブウェブアプリ)」の略で、Webサイトをネイティブアプリのように利用できる開発コンセプトのことを言います。

 

■ PWAの特徴

アプリのダウンロードが不要であり、キャッシュを利用することで動作の高速化とオフライン利用が可能となるのがPWAの大きな特徴です。

 

■ Webアプリとの違い/ネイティブアプリとの違い…

Webアプリとはブラウザ上で動作するアプリのことであり、ネイティブアプリはダウンロードして利用するアプリのこと。Webアプリはインターネットの接続がないと使うことができず、ネイティブアプリはオフラインで利用できるといった違いがあります。

PWAはWeb上で動作するアプリですが、ネイティブアプリのようにオフラインでの利用が可能であり、プッシュ通知なども行うことができます。(iOSはプッシュ通知未対応)

なぜいまPWAが注目されている?

PWAはこれまで、日本ではあまり注目を集めていませんでした。その理由は日本にはiOSユーザーが多いためです。PWAはつい最近までiOSには対応しておらず、対応できるようになったのは2018年とつい最近のこと。

すでにPWAが一般的なものになりつつある海外に比べるとかなり遅れをとった印象ですが、今後は日本でもPWAが増加していくことが予想されています。

 

海外においてもこれまで取りこぼしていたiOSユーザーをカバーできるようになったため、PWAは今後、世界中に普及していくと考えられます。

■スティーブ・ジョブズがすでに構想していたPWA

PWAがiOSに対応したのは2018年ですが、それより10年以上前の2007年に初代iPhoneが発表された際にはAppStoreはまだ存在しておらず、スティーブ・ジョブズはiOSのWebブラウザであるSafari上でアプリを動作させることを想定していました。

そのためにネイティブアプリの導入が遅れたことを当時のメディアは大きな失敗であると書き立てましたが、2015年にGoogle ChromeがPWAの実装を開始。現在ではネイティブアプリにとって変わろうとしています。

ジョブズ亡き現在のApple社がPWAへの対応で出遅れたことは皮肉としか言いようがありませんが、伝説の実業家であるスティーブ・ジョブズの先見の明には驚かされますね。

PWAのメリット・デメリット

ネイティブアプリとWebアプリのいいところを合わせたPWA。メリットばかりに思えますが、もちろんデメリットもあります。この項ではPWAのメリット・デメリットについて解説します。

 

■ メリット

開発する側である企業にとっての大きなメリットは、「OSごとにアプリを開発しなくて済むこと」です。PWAはWebサイトであるため、1つ作るだけでさまざまなデバイスで動作します。開発期間やコストの削減につながるのも企業にとって嬉しいポイントです。

 

ユーザーにとっても大きなメリットがあります。それは「いちいち目的別にアプリをダウンロードする手間がない」ということ。ネイティブアプリが普及し、近年ではさまざまな企業や店舗がアプリを作成。さまざまな店舗で買い物をするたびにアプリのダウンロードを求められることにうんざりしているユーザーは意外と多いものです。

 

PWAはブックマークをホーム画面に作ることで、ネイティブアプリと同じように利用することができます。ネイティブアプリに慣れているユーザーにとってもこれまでと変わらない操作感で利用できるため、変化を嫌うユーザーの離脱を生まずに済みます。また、Webサイトであることから、検索エンジンからの流入を見込むこともできます。

 

ユーザーにとっては利用しやすくなり、企業にとっても利用者が増えることは大きな利益につながります。双方にメリットのあるPWAは、今後ネイティブアプリにかわって主流となっていくことでしょう。

 

■ デメリット

PWAのデメリットは、ユーザーが利用するOSやブラウザによって動作環境が異なることです。例えば、Androidでは利用できるプッシュ通知などの機能はiOSでは現時点で利用することができません。iOSのユーザーが多い日本においてはiOS向けに開発を進める企業が多いため、Android向けよりも劣った機能の中で開発を進めなければいけないのはデメリットと言えるでしょう。

 

まだまだネイティブアプリユーザーの多い日本においては、すぐにPWAへの移行が難しく、ネイティブアプリと同時に運用を進める場合は、その分コストがかさんでしまうというデメリットもあります。

 

コストの面で言えば、アプリとしてはOS別の開発費用を削減できるPWAですが、通常のWebサイトよりはコストがかかるため、Webサイトとして見ると割高な印象を受けることもあります。

PWAの事例

PWAを利用したさまざまなサービスが、コンバージョン率の増加や離脱率の減少など、数多くの成果をあげています。これらはGoogle Developersのサイトに多数掲載されていますが、国内外の事例で代表的な成功事例をご紹介します。

 

■Twitter

PWAの成功事例としてもっとも有名なのがTwitterのケースです。TwitterはネイティブアプリだけでなくPWAにも対応しており、PWAを導入したことで1セッションあたりのPV(ページビュー)が65%も増加しました。また、ネイティブアプリに比べてPWAではツイート数が増加し、離脱率も減少しています。

 

■Alibaba

世界最大のB2BプラットフォームであるAlibabaは当初、Webサイトをネイティブアプリにユーザーを誘導するためのツールだと捉えていましたが、多くのユーザーがアプリよりもWebサイトの利用を好んだため、サイトをPWAに対応させることを選択しました。その結果、ブラウザーを利用したユーザーの総コンバージョン数が76%も増加。

 

■SUUMO

海外だけでなく国内の事例もご紹介しておきましょう。最近は国内でのPWA成功事例も増えてきています。TVCMなどでもおなじみの不動産サイトSUUMOは、スマホ向けサイトにプッシュ通知機能を実装。その結果、プッシュ通知の開封率が31%となりました。また、読み込みが速くなり、ロード時間が75%も減少したのだとか。

PWA開発におけるオフショア活用の選択肢

日本国内ではPWAはまだ浸透しておらず、対応できるエンジニアはもちろん、PWA開発経験が豊富なエンジニアも少ないのが現状ですが、すでに普及が進んでいる海外には、PWA対応が可能なエンジニアやベンダーが多数存在しています。オフショア開発ならPWA経験豊富な人材を得ることができるだけでなくコストも削減できるため、オフショア開発を活用してみるというのも選択肢の一つです。

まとめ

iOSへの対応で、近年日本でも注目を集めているPWA。ダウンロードの手間がないため、ユーザーにとっても導入しやすく、今後ネイティブアプリにかわる存在となっていくことが予想されます。

いち早くPWA開発を進めて市場のアドバンテージをとっておきたい企業も多く、国内でPWA経験のあるエンジニアを確保するのは至難の業となっています。

 

そのため、海外に目を向ける企業も増加しています。オフショア開発ならコスト削減にもつながるため、検討する担当者も多いようですが、実際にすすめていく上で、エンジニアやベンダーの選定を自社だけで行うのはなかなか大変なことです。

 

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