オフショア開発成功事例 導入企業インタビュー
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失敗から学び、年間1億円のコスト削減に成功!
ゴルフダイジェスト・オンラインが、ベトナムを選んだ理由とは?

システム開発やスマホアプリ開発、組込み系開発などの開発コストを大幅に削減する開発手法で今、最も注目されているもので「オフショア開発」という手法があります。

 

「オフショア開発」とはシステム開発やスマホアプリ開発を海外の開発会社に委託することで、海外のスキルの高いエンジニアを、日本よりも安価な人件費で活用することを言います。

 

もちろん日本語が通じて、セキュリティや品質も国内と遜色のないオフショア開発会社を見つける必要がありますが、優良なオフショア開発会社をうまく活用することで、大きなメリットを享受することができます。

 

そこで、オフショア開発を導入しコスト削減に成功した企業として、日本最大級のゴルフ総合ポータルサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン」を運営している「株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン」(以下、GDO)様にいろいろとお話を伺ってみました。

時にはベトナム方式を取り入れ、作業効率化を図る

はじめのうちはトライアルで、週一だけの打ち合わせでプロジェクトを進めていったとのことですが、進捗管理や作業内容をどう管理しながら、進めていくべきか戸惑いがあったと村松氏は言います。

 

当初はGDO側のフォーマットを用意し、そのフォーマットをベトナム側に説明しながら、プロジェクトを進めようとしたが、説明や日本のやり方を理解してもらうのに時間や労力がかかり思うように進められなかったと言います。

 

そこでベトナム側で慣れているフォーマット(進捗管理表など)を使用することでベトナム側の工数を削減させ、作業を円滑に進めることができたと言います。

 

要するに日本のやり方を一方的に押し付けるのではなく、ちょっと引いてみることも大事だと言います。
また、ベトナム側の現場の状況を把握した上で、ベトナム側からいろいろと提案してくれるので、聞き入れることで、意外とスムーズに進んだり、逆にこちらに新たな気付きがあったりもするという。

 

村松氏は言います、
「ベトナム側では言われたことだけをするのではなく、プロジェクトの進め方や、ソース管理、開発手法などすべてに対して意見を出してくれます。
そのためミーティングにはブリッジSEだけでなく、プログラマーにも参加してもらい会話をすることで、親近感が湧き、作業効率が大きく改善しました。」

 

またチャットは常にオンラインにしておき、週一のミーティング以外でもコミュニケーションを取るようにもしていると言います。
QA以外の細かいところはそこでスムーズにヒアリングをすることができ、円滑にプロジェクトを進めることができたと言います。

品質管理チームで日本以上の品質を確保

オフショア開発を導入する一番のメリットはやはり”コスト削減”になりますが、コストを安く抑えることができても、品質が悪ければ意味がありません。

 

「実を言うと過去にAndroidアプリ開発でちょっとした失敗がありました。」と村松氏は語ります。ゴルフ場予約アプリをベトナム側で開発したのだが、アプリのデプロイに失敗したと言います。

 

そこで改めて品質管理のプロセスを見直し、別途、品質管理チームをベトナム側で編成したと言います。

 

この品質管理チームのメンバーは日本語が堪能で、日本語の仕様書も読むことができます。品質管理チームには設計段階から関与し、細かいテストケースを作成し、テスト結果や方針へ的確に意見します。

 

これはオフショア開発に限らずに言えますが、仕様の理解や開発スキルには必ず個人差があります。
ベトナムの品質管理チームは仕様理解がとても早く、理解度も高いと村松氏は言います。またテストケースの網羅度も高く、日本語でのコミュニケーションも出来るため、品質は劇的に向上。

 

「もちろんベトナム側の工数は増えることになりますが、品質は日本ベンダーの開発よりも向上し、総工数では絶大な効果を生みました。」と村松氏は語ります。

 

また、逆に品質管理チームのノウハウ(正確性や網羅性)を学ぶことができ、日本側の品質意識の向上にも繋がったと言います。
オフショア開発を取り入れることで、逆に学び、ノウハウを得ることもあるのではないでしょうか。

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン様 の案件を受注されたオフショア開発企業

株式会社コウェル(旧:セタ・インターナショナル)

コウェルではゴルフダイジェスト・オンラインをはじめ、ベトナムと日本でのハイブリッド開発を行い、高品質で低価格なシステム開発が可能です。

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