最終更新日:2026/03/12

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i18nとは?l10nとの違いを解説

グローバル展開を行うWebサービスやアプリケーションでは、「多言語対応」が重要なテーマになります。その際によく登場するのが i18n(internationalization) という言葉です。

しかし「i18nとは具体的に何を指すのか」「l10n(ローカライゼーション)との違いは何か」「なぜi18nと表記されるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、i18nの意味や読み方、l10nとの違い、実装の考え方までをわかりやすく解説します。

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i18nとは

i18n(internationalization)とは、ソフトウェアやWebサービスを多言語・多地域に対応できるよう設計することを指します。

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日本語では 「国際化」 と訳されます。
簡単に言うと、将来さまざまな国や地域で利用できるように、あらかじめシステムの構造を整えておくことです。

例えば以下のような対応が含まれます。

i18nの主な対応内容

  • 文字列をプログラムコードから分離する
  • 言語ごとの翻訳ファイルを用意する
  • 日付・通貨・数値のフォーマットを地域ごとに変更できるようにする
  • 文字コードをUnicodeに対応させる
  • レイアウトが多言語でも崩れない設計にする

つまり、翻訳作業そのものではなく、翻訳できる仕組みを作ることがi18nです。

i18nの読み方

i18nの読み方は主に以下の2つです。

  • アイエイティーン
  • インターナショナライゼーション

IT業界では一般的に「アイエイティーン」と略称で呼ばれることが多いです。

なぜ「i18n」と書くのか

「internationalization」は非常に長い単語です。

そこで、

  • 最初の文字 i
  • 最後の文字 n
  • 間の文字数 18文字

を省略して i18n と表記します。

つまり、internationalization『i + 18文字 + n』という意味です。同様の表記として以下があります。

略称 元の単語
i18n internationalization
l10n localization
a11y accessibility

IT業界では非常に一般的な略記方法です。

i18nとl10nの違い

i18nとセットで登場する言葉が l10n(localization) です。

この2つは役割が異なります。

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項目 i18n l10n
日本語 国際化 ローカライズ
目的 多言語対応できる設計を作る 特定言語に翻訳する
作業内容 システム設計 翻訳・文化対応
実施タイミング 開発段階 リリース前後

i18n

多言語対応のための 仕組み作り

  • 翻訳ファイル構造
  • 言語切り替え機能

l10n

実際に 各国向けに翻訳する作業

  • 日本語 → 英語翻訳
  • 通貨の変更
  • 文化に合わせた表現

つまり、i18nが土台、l10nが実作業という関係です。

i18nが重要な理由

i18nは、グローバルサービスを展開する企業にとって非常に重要です。

主な理由を紹介します。

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1. 海外展開をスムーズにする

i18nを行っていない場合、海外展開時に 大規模な改修が必要になることがあります。

例えば

  • テキストがコードに埋め込まれている
  • 日付フォーマットが固定
  • 文字数制限が厳しい

といった問題が発生します。

i18nを実施しておけば、翻訳ファイルを追加するだけで対応可能になります。

2. 開発コストを削減できる

多言語対応を後から追加すると、以下のコストが増大します。

  • コード改修
  • UI調整
  • テスト

最初からi18n設計にしておくことで、将来的な開発コストを大きく削減できます。

3. グローバルユーザー体験を向上できる

ユーザー体験は、単純な翻訳だけでは成立しません。

例えば、

  • 日付形式
  • 数値の区切り
  • 通貨表示
  • 住所表記

なども国ごとに異なります。

i18nを導入することで、地域に最適化されたユーザー体験を提供できます。

i18nに対応した代表的なライブラリ

主要なフレームワークではi18n対応ライブラリが提供されています。

フレームワーク ライブラリ
React i18next
Vue vue-i18n
Angular ngx-translate
Django django-i18n

これらを利用することで、比較的簡単に多言語対応が可能になります。

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まとめ

i18nは、グローバルサービスにおいて非常に重要な概念です。最後にポイントを整理します。

i18nの要点

  • i18nとは国際化(internationalization)の略
  • 多言語対応できる仕組みを作ること
  • 翻訳作業は l10n(ローカライズ)
  • グローバル展開の基盤になる技術
  • 開発初期から設計することが重要

今後、WebサービスやSaaSが世界市場を目指すうえで、i18n設計は必須の要素といえるでしょう。

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