最終更新日:2025/12/23
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システム開発のコストは、人件費を中心とした開発費に加えて、環境構築やインフラなど複数の要素から構成されます。
この記事では、費用の基本的な構造や、見積り書のどこを見るべきか、オフショア開発を用いてコストを抑える方法について解説します。
システム開発の費用相場
システム開発では、コスト全体の中で大きな割合を占める人件費だけでなく、開発環境やライセンスなどの固定費用もかかります。
作業単価
開発における作業単価は一般的に人月単価で表され、人月単価とは、1人のエンジニアが1か月フルで稼働した場合の費用のことです。優秀なエンジニアや専門スキルを持つエンジニアであるほど人月単価は高い傾向にありますが、後述するオフショア開発によってコストを削減することも可能です。
工数
工数は「人数 × 期間」で計算され、作業単価と掛け合わせることでおおよその人件費が決定します。見積り書では、工数が適切か、工数の根拠が明確かどうかを確認・判断する必要があります。
固定費用
固定費用とは、工数とは別にかかる費用です。開発環境・テスト環境の構築に必要なソフトやツールなどの費用が含まれます。プロジェクト規模に関係なく必要となる費用であるため、見積り書では「固定費用として何が含まれているのか」をしっかりと確認する必要があります。
見積り書で見るべき項目
この項では、見積り書で見るべき項目について解説します。各工程の費用が妥当かどうかを理解することで、プロジェクト全体の進め方を見通しやすくなります。
①要件定義費用
開発するシステムが何を実現するかを明確にする要件定義はプロジェクトの成功可否を左右する重要な工程です。要件定義には一般的に数日程度かかりますが、割り当てられた工数がプロジェクト規模に対して十分かどうかを確認する必要があります。
この工程がおろそかになると設計・実装の手戻りが増え、結果的に費用全体が増えてしまう可能性があります。
要件定義自体の詳細は下記記事をご一読ください。
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/requirement
②設計費用
設計は、要件で定義した内容を実装可能な形に具体化する工程です。設計には外部設計(基本設計)と内部設計(詳細設計)があり、それぞれ基本設計書と詳細設計書を作成します。
見積り書では機能の数に対して、基本設計・詳細設計それぞれの工数が妥当かを確認すると良いでしょう。こちらも要件定義と同じく数日かかるのが一般的です。
③開発費用
開発費用には、フロントエンド・バックエンドのプログラムの作成・実装とテストといった作業が含まれます。
開発費用はシステムの規模やかかる期間によって数万円で収まるものもあれば、数百万以上かかるものもあります。見積り書では、機能数や開発の難易度に対して工数が適切かどうかを確認すると良いでしょう。
④デザイン費用
システムの見た目、UIなどにかかるデザイン費用も確認しておきましょう。見積り書では、機能数や開発の難易度に対して工数が適切かどうかを確認します。
⑤テスト・リリース費用
テスト・リリース費用は、テストやリリース作業に必要な費用です。見積り書では、テストの範囲やケースの数に対して工数が妥当かを確認しましょう。
⑥その他の費用
その他の費用には、プロジェクト管理費や環境構築、教育・マニュアル作成にかかる費用、セキュリティ診断費、運用開始前の準備費などが含まれることがあります。
それぞれの項目で、作業内容や対象期間、成果物が明確になっているかを確認し、重複や抜け漏れがないかをチェックします。
オフショア開発でコストを抑えよう
オフショア開発は、日本より人件費が安価な海外拠点の人材を活用し、開発の費用を抑えるための手法です。以前はコストカットが主な目的となっていましたが、近年では国内のIT人材の不足を解決する手法としても人気があります。
海外には経験豊富かつ優秀な人材が多数おり、オフショア開発を視野に入れ、IT人材の育成を国策として掲げる国も増えています。
開発の全てをオフショア開発で進めるパターンもあれば、一部だけオフショア開発を取り入れるというやり方もあります。かつては言葉や文化の違いから起こったトラブルも、ブリッジSEや、多言語対応の開発会社に委託することによって解決することができます。
下記は最新のオフショア開発単価についてまとめた記事ですので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
システム開発の費用は、作業単価・工数・固定費用を確認することで全体像がつかみやすくなります。見積り書では各工程の費用配分と工数の根拠を確認し、抜け漏れや過不足がないかを判断しましょう。
また、オフショア開発を組み合わせることで、費用を抑えながら開発体制を柔軟に組み立てることができます。
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