各国によって相場は異なります。オフショア開発人気6ヵ国のプログラマー単価は、1人月あたり約26万円~53万円です。自社の要件・要望に合わせて国を選ぶことが成功の鍵となります。
オフショア開発の単価は委託先の国によって大きく変わります。
オフショア開発.comが2024年最新のITエンジニア職種別人月単価を国ごとに調査(*)いたしました!その結果が下記となりますのでご覧ください。
人月単価 (万円) | プログラマー | シニアエンジニア | ブリッジSE | PM |
---|---|---|---|---|
ベトナム | 39.4(-2.1%) | 48.3(-1.7%) | 59(+2.1%) | 70(-11.9%) |
フィリピン | 43(+20%) | 55.5(+4.1%) | 73.6(-9.4%) | 78.2(+10.4%) |
中国 | 44.4(-12.1%) | 58.3(-5.6%) | 65(-18%) | 75.3(-18.3%) |
ミャンマー | 26.9(-2.1%) | 41.9(-22.6%) | 55.6(-18.6%) | 66.9(-31.4%) |
バングラデシュ | 35(-20.7%) | 42.5(-7.9%) | 80(-12%) | 75(+28%) |
インド | 53.3(+4.9%) | 61.7(-10.3%) | 69.2(-26.4%) | 77.5(-30.4%) |
* 括弧内は昨年からの変化率
* 出典:「オフショア開発白書(2024年版)」
プログラマー平均単価は2023年より約4万円上昇
人気6カ国のプログラマー平均単価は2023年に比べ、1人月あたり約4万円も上がっていることが分かります。
2023年 | 2024年 |
---|---|
41.4万円 | 45.3万円 |
オフショア開発の単価が高騰化している理由の一つに、欧米企業からの需要が増加し、人材の獲得競争が激化していることが挙げられます。
近年では、オフショア開発が珍しいものでは無くなってきています。
では、どの国にオフショア開発を委託すればよいのでしょうか。オフショア開発委託先国別ランキングを見てみると、「ベトナム」「中国」が人気であることが分かります。
* 出典:「オフショア開発白書(2024年版)」
■ベトナム
ベトナムのプログラマー単価の推移を見てみましょう。
2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|
31.73万円 | 40.22万円 | 39.4万円 |
2023年にプログラマーの単価(1人月)が約10万円も上がりました。2024年には39.4万円となりましたので少し落ち着いたようです。
人気国の平均単価が45.3万円と考えるとベトナムは、平均より安価と言えます。
ベトナムのIT教育は非常に盛んであり、豊富な若いエンジニアが市場に供給されています。また、ベトナム政府では、日本国内のIT需要を担うべく、国策としてIT教育に注力しています。多くのオフショア開発企業が、ホーチミン工科大学やハノイ工科大学など優秀なITエンジニアを輩出している大学や専門学校と提携することで、安定的にエンジニアを調達できるように取り組み、日本からの受託開発を拡大していっています。
こういった背景からオフショア開発でベトナムへ委託する企業が増加傾向にあります。
また、日本とベトナムの時差も2時間なので、オフショア開発においてデメリットとならないことも人気国の一つと言えます。
■中国
中国のプログラマー単価の推移を見てみましょう。
2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|
40.01万円 | 50.01万円 | 44.4万円 |
2022年から2023年にかけてプログラマーの単価(1人月)が約10万円も上がりましたが、2024年には44.4万円と少し落ち着いたようです。
中国もベトナムと同様で、2023年に単価が一気に上がりましたが、2024年は少し落ち着きました。
中国は今も経済成長を続けており、以前と比較してもオフショア開発にかかる人件費が上昇しています。
■ミャンマー
ミャンマーのプログラマー単価の推移を見てみましょう。
2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|
24.12万円 | 27.47万円 | 26.9万円 |
ミャンマーは直近3年で見ても、単価の急激な高騰化はなく、プログラマーの単価(1人月)が20万円台のため、とにかくコストを削減したい企業はミャンマーがおすすめです。
ミャンマーは「ポスト・ベトナム」として最も注目されており、世界から注目されています。
2021年2月1日、国軍がクーデターを起こし全権を掌握しました。この弾圧により、これまでに累計で2,000人以上が命を落とし、15,000人以上が不当に逮捕されています。
クーデター直後のミャンマーでは、インターネットや電力、銀行、商店などの生活インフラが一時的に麻痺しましたが、現在では大幅に改善されています。
特に、最大都市であるヤンゴンやマンダレーでは、クーデター前の状況にほぼ戻っているとされていますのでオフショア開発を委託する国として今後は需要が増加していきそうです。
オフショア開発企業を無料で紹介
今回は人気国の単価について解説しました。
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