最終更新日:2025/06/17
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近年では、買い物に行くだけでもショップアプリやポイントアプリ、決済アプリなど、さまざまなアプリを使うようになりました。私たちの生活の中でさまざまなアプリが使われているということは、ビジネスにおいてもWebアプリ開発は、業務の効率化や新たな顧客接点の創出に欠かせない手段となっている、ということではないでしょうか。
クオリティの高いWebアプリを開発するには、相応の予算や期間が必要となります。特に国内での開発コストは高額になりがちで、コスト削減方法を模索する企業は少なくありません。本テキストではWebアプリの基本概念や開発費用を大幅に抑えるオフショア開発のメリットを解説します。
Webアプリとは
Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションのことであり、ネイティブアプリのようにインストールする必要がありません。インターネット接続さえあればブラウザを通じて即座にアクセスできる点が特徴です。
アプリによっては見た目もネイティブアプリとほとんど変わりないものもあります。
スマホ用アプリとの違い
いわゆるスマホ用のアプリはネイティブアプリと呼ばれるものであり、インストールして端末上で動作するものをいいます。GoogleやAppleのストアなどからダウンロードするアプリがスマホ用アプリ(ネイティブアプリ)です。
ネイティブアプリの詳細やWebアプリとの違いについてはこちらの記事も参考になりますのでご一読ください。
フロントエンド(クライアントサイド)
Webアプリはユーザーにとって使いやすいものでなければなりません。その鍵を握るのがUIです。ユーザーが直接触れる部分をフロントエンド(クライアントサイド)と言います。
フロントエンドの直感的な操作性と視覚的な魅力を両立させることで、ユーザー満足度を高め、サービスの価値を向上させることができます。
フロントエンドの構築に使われる言語としては下記の3つが一般的です。
- HTML
- CSS
- JavaScript
HTML
HTMLはWebページの基本構造を作り上げる言語です。アプリの中で画像やボタンをどこに配置するのか、などを担うのがこのHTMLです。テキスト、画像、リンクといったさまざまな要素をブラウザが理解できるように構造化する役割を担っています。
CSS
HTMLで基本構造を作った後、Webページに色や形を与え、見た目を魅力的にするのがCSSの役割です。CSSがなければWebページは単なるテキストの羅列になってしまいます。
JavaScript
HTMLとCSSだけでは静的なページしか作れませんが、JavaScriptを使うことでWebページに動的な要素を加えることができます。
ユーザーの操作に応じてコンテンツを動的に変化させたり、サーバーとデータをやり取りしたりする機能はJavaScriptによって実現されています。
近年のフロントエンド開発では、JavaScriptのフレームワークやライブラリが重要な役割を果たしています。JavaScriptのフレームワークについては下記のテキストも参考になりますのでご一読ください。
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/javascript-hikaku/
バックエンド(サーバーサイド)
フロントエンドはユーザーから直接見える部分ですが、バックエンドはその「舞台裏」です。データの処理や保存、セキュリティ確保など、Webアプリの中核機能を支える重要な役割を担っています。バックエンド設計が適切になされていなければ、どんなに優れたフロントエンド設計でも台無しになってしまいます。
バックエンド開発で使われる主な言語は以下の3つです。
- PHP
- Python
- JavaScript
バックエンド(サーバーサイド)の開発は「オフショア開発」がおすすめです。
PHP
PHPは、さまざまなWebサービスを支える重要な技術です。WordPressなどのCMSプラットフォームを通じてPHPで動作しているWebサイトは少なくありません。
Webサイトに特化した言語なので、ネイティブアプリに使うことはできませんが、Webアプリであれば使うことができます。
Python
シンプルで読みやすい構文と豊富なライブラリを持つPythonは、Webアプリ開発からデータ分析、AI開発まで幅広く活用される言語です。近年ではAIと連携するWebサービスでの採用が増えています。
JavaScript
フロントエンドだけでなくバックエンドでも使われるのがJavaScriptです。フロントエンドとバックエンドで同じ言語を使うことができるため、開発を効率的に進められるというメリットがあり、チャットやゲームなどリアルタイム性の高いアプリケーションや、多くの同時接続を処理するようなアプリに適しています。
データベース
Webアプリが扱うデータを保存し、効率的に活用するための仕組みがデータベースです。ユーザー情報や投稿内容、商品データなどのさまざまな情報がデータベースに格納され、アプリの機能を支えています。適切なデータベース選択はアプリのパフォーマンスや拡張性に直結します。
MySQLは長い歴史を持つオープンソースのデータベースで、多くのWebサービスで採用されています。SQLという標準的な言語を使ってデータを操作でき、データの整合性を保ちながら複雑な検索や集計ができる点が強みです。
Webアプリ開発の費用と期間
Webアプリの開発を検討する際に気になるのが費用相場と期間です。検討する際には一般的な相場感を把握しておくことが重要です。また、オフショア開発などのコスト削減策も視野に入れることで、限られた予算でも質の高いWebアプリを開発することができます。
費用相場
アプリごとに機能が異なるため、費用の相場はどうしても幅広くなってしまいますが、シンプルな基本機能だけのアプリであれば50〜300万円、複雑な機能や大規模なシステム連携が必要な場合は300〜1000万円ほどが一般的な相場でしょう。
ただし、これらはあくまでも一般的な相場であり、エンジニアのスキルレベルや開発期間によって費用はかなり変わってくるため、複数の見積もりを取って内容を比較検討することが重要です。
その際にはオフショア開発も視野に入れるといいでしょう。コスト削減だけでなく、海外の優秀な人材を確保することができます。
期間
「いつまでに完成するのか」はアプリ開発においてとても重要な要素です。開発期間の目安は機能の複雑さや開発体制によって異なりますが、比較的シンプルなアプリであれば、要件定義に2週間から1ヶ月、設計と開発にそれぞれ1ヶ月、テストに2週間から1ヶ月、リリースに1週間ほど、トータルで3ヶ月程度が一般的な期間の目安でしょう。複雑な機能が必要なアプリであれば半年以上かかることが一般的です。
Webアプリ開発はオフショア開発がおすすめ
限られた予算でWebアプリを開発したい場合、オフショア開発はとても魅力的な選択肢です。国内の開発費用と比較するとかなりのコスト削減が可能であり、適切なパートナー選びと管理体制の構築によって、品質面でも満足のいく成果物を得ることができます。
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