最終更新日:2025/12/10
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WebサイトやWebサービス、システムなどのWeb開発を外部の専門企業に委託する際、適切な開発会社を選定することができるかどうか、がプロジェクトの成功可否に直結すると言っても過言ではありません。
本記事では、Web開発会社に関する基礎知識や、発注前に明確にすべき要件、見積り・契約で必ず確認する項目などをわかりやすく解説します。
Web開発会社とは
Web開発会社とは、WebサイトやWebアプリケーション、業務システムなどの開発を専門的に行う企業の総称です。提供するサービスの内容やビジネスモデルによってWeb制作会社や受託開発、オフショア開発などに分類され、それぞれ得意とする領域や技術、料金体系に違いがあります。
Web制作会社
Web制作会社とは企業のコーポレートサイトやランディングページなど、情報の閲覧を目的としたWebサイト制作を主な業務としている企業のことです。
多くのWeb制作会社はシステム連携や複雑なデータベース処理を伴う大規模なWebシステム開発よりも、デザインやコンテンツ作成に強みを持っており、視覚的な品質に重きを置いた制作を得意としていることが多いようです。
受託開発
受託開発とは、委託元からの依頼を受け、外部の委託先が開発を行い、成果物を納品する契約形態のことです。委託元の要望に合わせてオーダーメイドでシステムを開発するため、業務に最適化されたシステムを構築できるのが特徴です。IT業界のなかでも多くの企業が活用しているビジネスモデルとも言え、SIerなども受託開発で開発を請け負うことが多いようです。
受託開発やSIerについては下記の記事も参考になりますのであわせてご一読ください。
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/contract-development/
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/sier/
オフショア開発会社
オフショア開発とは、人件費が日本よりも安価な海外拠点から開発を提供する手法です。単なるコスト削減だけでなく、国内で不足するIT人材を確保するための手段としても活用されています。
オフショア開発については下記の記事に詳しく書かれているのでこちらもご覧ください。
発注前に明確にすべき要件
開発におけるトラブルは、多くのケースにおいて「要件定義」に原因があると言われています。発注前に明確にすべき要件について解説します。
要件定義や記載する項目については下記の記事に詳しく書かれていますので、こちらもご参考になさってください。
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/requirement
業務要件
業務要件では、今現在、クライアントがシステムを導入する予定の業務がどのような流れで行われているのかを分析し、課題と解決法について記載します。クライアントの目的を明確にし、課題を洗い出すことが重要です。
システム要件
システム要件では、業務要件で明確にした課題と解決法をシステムにどう落とし込むのか、システムの方向性について記載します。
機能要件
機能要件とは、実装すべき機能のリストです。完成したシステムによって実際にできることが明確になる要件であり、システムの構造やデータの種類なども記載されます。開発をすすめる下流工程において、もっとも具体的な道標となります。
非機能要件
機能要件に対して、非機能要件は機能以外で必要な要件のことを言います。例えばセキュリティや運用・保守などが該当します。
見積り・契約で必ず確認する項目
見積りにおいては、総額だけで判断せず、各工程に必要な工数が適切に計上されているかを確認することが重要です。必ず確認しておきたい項目は下記の5つです。
①要件定義費用
②設計費用
③開発費用
④導入・サポート費用
⑤運用・保守費用
この項ではそれぞれの費用について解説します。
①要件定義費用
要件定義はプロジェクトの成功可否を決める重要な工程です。この費用を惜しんで要件を曖昧にしたまま開発に進むと、大きなトラブルになりかねないため、注意が必要な項目です。
要件定義費用には、ヒアリングや要件定義書の作成、調査や分析、要件定義を行うための人件費などの費用が含まれます。
②設計費用
設計費用は、要件定義で確定した内容をプログラムの設計図である、基本設計書・詳細設計書・DB設計図などに落とし込むための費用です。システム開発の工程における基本設計、詳細設計にかかる費用です。
システム開発の工程については下記の記事も参考になります。
https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/general/system-development-process/
③開発費用
開発費用は、設計書に沿って実際にプログラムコードを記述したりテストを行ったりといった、システムを構築するための費用です。見積もり全体の中で最も大きな割合を占めることが一般的で、「人月単価 × 投入人数 × 期間」で算出されることがほとんどです。
この項目では、フロントエンドとバックエンドの実装工数が適正かどうかを確認すると良いでしょう。工数が他社の見積りと比較して極端に少ない場合は、必要な機能が見落とされていたり、品質を犠牲にした開発になったりする可能性があります。
④導入・サポート費用
システムが出来上がった後には、インストールや設定、研修・トレーニングなどが必要です。導入・サポート費用は、完成したシステムを実際に利用できる状態にするための作業費用です。データの移行作業や、初期データの登録、操作マニュアルの作成などが含まれます。
また、バージョンアップへの対応や、障害発生時のサポート費用についても確認することが重要です。
⑤運用・保守費用
ライセンスの更新やセキュリティなど、運用・保守はシステムを安全に使い続けるために重要な項目の一つです。システムの規模や、24時間対応が必要かどうかなどによって費用はかなり変わるため、項目をしっかり確認しておきましょう。
まとめ
Web開発においてプロジェクトを円滑に進めるためには、複数の開発会社を比較検討し、際的なパートナーを見つけることが重要です。
オフショア開発.comでは、豊富な実績と専門知識を持つオフショア開発企業の選定をサポートし、最適なマッチングを提供しています。また、専門コンシェルジュによる無料相談をご提供しています。ご相談からご紹介まで、すべて無料でご利用いただけます。ご発注になった際の成約手数料もございませんので、安心してご利用ください。
