ラボ型開発とは

公開日:2021/02/22 最終更新日:2023/09/27

ラボ型開発とは

オフショア開発について調べると、「ラボ型開発」や「ラボ契約」という単語を目にするかもしれません。

 

今回は、オフショア開発におけるラボ型開発について解説いたします。

 

オフショア開発を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

ラボ型開発とは

ラボ型開発とは、オフショア開発における契約方法の1つです。

一定期間開発チームを確保する契約のことを指し、ラボ契約とも呼ばれます。

 

オフショア開発の他の契約方法として、請負契約というのもあります。

請負契約は、プロジェクト毎に行う契約です。

1つのプロジェクトが完了する度に、開発チームを解散します。

 

- 仕様書にない機能追加をしたい場合

- プラットフォームのアップデートに伴う修正が発生した場合

 

上記のような場合、請負契約では改めて契約する必要があり、開発時とは別のチームが当たることもあります。

一方ラボ型開発では、契約期間中であれば、上記のような場面でも同じチームで対応してもらえます。

同じ開発チームであれば、システムのことも熟知しているため、新規の開発チームよりもスムーズです。

ラボ型開発のメリット

請負契約では、開発依頼をする前に「どのようなシステムを」「いつまでに」「どういう形式で納品するのか?」といった仕様を固めないといけません。

1つのプロジェクトとして納期なども込みで契約するため、最初に決めた仕様以外の機能追加などを行うことは難しいです。

行えたとしても、追加で費用が発生してしまうでしょう。

 

一方、ラボ型開発ではプロジェクト単位ではなく、期間で契約を結ぶため、途中で仕様を変更できます。

プロトタイプを作り、改善を繰り返すアジャイル開発なども、ラボ型開発ならスムーズに行えるでしょう。

開発チームとコミュニケーションを取りながら開発を進めることで、当初考えていたシステムよりも、より良いものを作り出せるかもしれません。

 

他にも、ラボ型開発では、長期間同じチームで開発を行うため、信頼関係やノウハウが溜まります。

請負契約では、プロジェクト毎に一から信頼関係を構築しないといけなかったり、自社特有の文化を理解してもらうのに時間がかかったりします。

長期のラボ型開発では、そういうストレスを軽減することができるでしょう。

ラボ型開発のデメリット

一方で、ラボ型開発には、デメリットもあります。

 

- 開発チームと、積極的にコミュニケーションをとる必要がある

- タスクがなくても、契約期間は費用が発生する

 

ラボ型開発は、期間ごとの契約になりますので、仮に契約期間中に仕事が存在しなくても、費用は発生してしまいます。

 

また一度仕様を渡したら、あとはほとんどお任せにできる請負契約と異なり、ラボ型開発ではこまめなにコミュニケーションを取るのがおすすめです。

 

請負契約では期限までのプロジェクト完遂は、開発チームの責任になりますが、ラボ型開発では開発チームは担保してくれません。

 

開発が順調に進んでいるのか、手が空いてしまっていないかなど、定期的に打ち合わせをして確認しましょう。

ラボ型開発ならdehaにご相談を

仕様変更が起きるかもしれないプロジェクトを依頼したい場合、特定のプロジェクトは決まっていないがエンジニアのリソースを確保したい場合、ラボ型開発は非常におすすめな選択肢です。

 

一方で、仕様変更がないと言い切れる場合や、単発のプロジェクトで完了する予定の場合、請負契約も選択肢に入るでしょう。

 

dehaでは、ベトナムオフショア開発会社として、請負契約もラボ型開発も行っております。

 

過去には、スマホアプリ開発、AIを用いた画像処理システム、社内管理のシステムなどいろいろなシステム開発の実績があります。

オフショア開発を検討中であれば、ぜひ一度[DEHA SOLUTIONS]にお問い合わせください。

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