ベトナムオフショアでの組込みソフトウェア開発|開発会社選定のポイントは?

近年、「組込みソフトウェア」は、製品の高機能化から、急激に肥大・複雑化しています。そのため、開発ニーズも高まっている状況です。また、可視・可読性を低下させ、生産性と品質の低下をという問題も引き起こしています。一方で、日本国内での技術者不足と属人化してしまったナレッジを保有している有識者の減少が重なることで、開発に対して、慢性的な課題を抱えている状況にあります。

そこで注目されているのが、オフショア、とりわけベトナムにおける「組込みソフトウェア開発」です。本記事では、なぜ、オフショアなのか? なぜ、ベトナムなのか? といったことをはじめ、そもそも「組込みソフトウェア開発」とは何か、そして、開発会社選定のポイントまでを解説いたします。

■組込みソフトウェア開発とは?

家電や工作機器などには、特定の機能を提供するためのコンピューターシステムが組み込まれています。そのシステム上で動くソフトウェアを「組込ソフトウェア」と言います。PC上で動作するソフトウェアとの大きな違いは、PCのシステムが汎用システムであるのに対し、それぞれの機器には特定の機能に限定されたシステムが組み込まれており、そのシステムを対象に開発される点です。

そのため、システムは千差万別であり、それぞれの製品のシステムの性能には大きな差が生じます。そうした性能に合わせ、効率的なソフトウェアを開発しなければならず、開発難度は高くなる傾向があります。また、機器の取り扱いに慣れている必要があるなど、特殊な実績が必要となってくる開発です。

■組込みソフトウェア開発におけるベトナムオフショアの活用

さて、そうした「組込みソフトウェア開発」ですが、冒頭で申し上げた通り、リソース不足などの慢性的な課題を抱えています。ただし、そうした課題は、ベトナムオフショア開発で解決可能となってきています。ポイントとしては以下3つがあげられます。

・IT技術者は花形の仕事なので、大学からプログラミング教育をしている人材が豊富なこと
・労働人口の大半を占めるのが20代半ばから30代前半の技術者ということ
・過去に実際に日本で組込み系開発に携わった人材が、現在はマネジメント層に定着していること

また、近年注目されているのが、「ABUロボコン大会」※1 では、2017年、2018年にはベトナムの大学が優勝をおさめているということです。上記から読み取れるように、ベトナム人には組込み系開発に関する、素養があると言えます。
※1 アジア太平洋放送連合(ABU)が主催する、大学生が製作したロボットによる競技大会

■オフショア開発企業選定のポイント

しかし、ベトナム人には組込み系開発の素養があるのにもかかわらず、現状ではベトナムでの組込み系開発が多くないというのがベトナムの現状です。理由は、まだ日本側からの発注量が安定的ではなく、少ないためです。

よって、オフショア開発企業選定にあたっては、しっかりと組込み系の開発経験を持った人材が在籍しているかどうかということが、最大のポイントとなります。

それだけではなく、中長期的に開発を拡大させていく過程で人員の調達・教育・開発プロセスの落とし込みまでを自社で完結できることも必要になってきております。(もちろんPDCAをしっかりと回し、開発プロセスをプロジェクトごとに柔軟に適応させる実力が必要です)

そのため、日本語でのコミュニケーションはもちろん、発注側と綿密に打ち合わせを行う社風や、設計審査(DR:デザインレビュー)や改善活動(技術セミナーなど)を常に行っているかどうかということが大きなポイントとなります。

昨今、ソフトウェア開発技術は、日々進歩しており、技術者に求められる技術の範囲が急激に広がっております。そのため、安定した技術から最新の技術までを柔軟に使いこなせるような人材を安定的に生み出すための教育体制がしっかりしているオフショア企業を選定することを心がけてください。

■Individual Systems(IVS)- インディビジュアルシステムズ株式会社の強み

上記を踏まえた上で、弊社(IVS)の強みについてご説明させてください。当社では、特に自動車向けと民生向け組込みソフトウェア開発の実績と豊富な経験が最大の強みです。経験をもとに、お客様にとって最適な技術提案を行い、高品質なソフトウェアをご提案しております。
※ 機能安全(ISO26262)に準拠。デモ、試作ソフトウェア開発、量産ソフトウェア開発まで、幅広く対応。
当社では、内部構造の見直し、可視可読性を向上させる為の工夫をソフトへ適応させるリファクタリングを実施。

・開発実績
 - 車載エンジン制御ソフト開発
 - 車載ブレーキ制御ソフト開発
 - モータ制御ECU制御ソフト開発
 - ECU製品の量産品の出荷検査で用いるプログラム開発
 - 組込みLinuxシステムのドライバ・アプリを開発
 - 制御ソフト資産再生など

・スコープ
 - ソフト製造・単体テスト・結合テスト

・言語・技術要素
 - C/C++言語、アセンブラ、Vector CANのCAPL言語
 - 自動制御技術、リアルタイム制御技術
 - ルネサスSHやRHファミリ32ビットマイコン
 - 組込みLinuxボード:R-Car SoC、Raspberry PIボード
 - コンピュータビジョン(OpenCV)
 - 通信技術(CAN、LIN、SPI、UART)など

・ツール
 - AUTOSAR、QAC
 - Vector CAN, USB CAN, Imagix、HILS、winAMSなど
 - バージョン管理ツール:SVN、GIT

長年活用している組込みソフトは、製品品質が要となっていると思いますが、長年の改造により可視可読性低下により、想定外のトラブルを引き起こしてしまうことがあります。まずは、オフショアでの開発の可否も含め、丁寧に説明させていただきますので、ご相談くださいませ。

この記事の執筆者

インディビジュアルシステムズ株式会社

担当:宇都宮 俊 様

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