ベトナムでのAR / VR技術による「MR(複合現実)」開発事例(NashTech提供)

本記事では、ベトナムでのAR/VRのソフトウェア開発事例をご紹介いたします。近年急速に技術進化が進んでいる拡張現実(AR)と仮想現実(VR)ですが、実は30年以上にわたって存在しています。 当初ARやVRが活用されていたアプリケーションは、軍用航空機のアリーナや飛行シミュレーションといったもので、その後エンターテインメントやゲームでの領域まで拡大していきました。

現在のARとVRの開発市場では、常に新技術が登場している上に開発コストも現実的な価格帯になっており、大手企業だけでなく中小企業にとっても導入の障壁は低いものとなりました。今後数年以内にAR / VRは主流技術になると予測できます。

そんな中、ベトナムでもAR/VR技術の活用が進み、多くの開発事例が生まれています。Microsoftが2016年3月に複合現実(MR)スマートグラスの最初のバージョンをリリースした際、ベトナムオフショア開発企業大手のNashTechではMR技術とそのアプリケーションの知識と能力を築くために研究開発活動を行っていました。 その後、シンガポールのインフラ構築企業のビジネスモデルを強化するために、複合現実感技術を適用した最初のプロジェクトを実施しています。

そうした事例の詳細をお伝えする前に、まず、VR / AR / MRの違いは何かをご紹介いたします。

 

仮想現実 (VR)

バーチャルリアリティ(VR)は、現実世界や想像上の世界の現場で物理的な存在をシミュレートできるコンピュータシミュレーション環境です。 バーチャルリアリティは、バーチャルテイスト、視覚、嗅覚、音、タッチを含む感覚体験を再現することができます。

拡張現実(AR)

拡張現実(AR)は、テクノロジーによって現実のイメージにデジタル情報を追加することによって作成された拡張された現実を実現します。

複合現実 (MR)

複合現実(MR)は現実の世界をデジタルコンテンツと重ね合わせることを可能にします。仮想現実(VR)よりも移植性があり、没入感が低い、拡張現実(AR)の一部門です。 しかし、MRはVRとのいくつかの類似点があります。MRでもヘッドセットやメガネを介して複合現実にアクセスし、デジタルコンテンツはリアルタイムで相互作用したり操作したりすることができます。

 

さて、それでは、AR/VRにおけるNashTechの具体的な開発実績をご紹介いたします。

◆ NashTechの開発実績のご紹介 - 複合現実の適用と建築家向けの新しい設計パラダイムの形成

<概要>

NashTechは、インフラと都市開発に焦点を当てたコンサルタント会社の開発を請け負いました。アーキテクト、デザイナー、プランナー、エンジニア、その他のスペシャリストからなるグローバルなチームは、AEC業界の都市、産業、インフラ開発のバリューチェーン全体で最高のコンサルティングを提供しています。

 

<業界>

都市、産業、インフラストラクチャのコンサルティング

<プロジェクト時間>

2016年12月

<クライアントが直面した課題とアウトソーシングの理由>

クライアントは複合現実(MR)を使用して、都市の複合施設、産業、インフラ構築向けに設計された3D仮想モデルを顧客に視覚化する革新的な方法を模索していました。複合現実(MR)を導入したソリューションは、家の外観やオフィススペースを視覚化するだけでなく、すべてのスペースと家具を備えた最終的な形の家やオフィスの外観を構想することを可能にします。また、モデリングの家やアパートを構築するための時間とコストを節約する事を可能にします。

クライアントのデジタル責任者とは、複合現実(MR)導入も含めたデジタル変換プログラムが会社にとって意味することについての意見の共有からはじめました。「弊社は、都市化とインフラ開発のコンサルタント会社です。弊社のビジネスの成長を考える上で、ビジネスのデジタル化が必要と感じていました。ビジネスのデジタル化を実現する上で我々が直面していた最大の課題は、デジタル化適応のためのマインドセットでした。建設業界自体の性質は大きく変化していませんでした。変化を必要としていたのは私たちが仕事をする方法です。どのように協力して設計するか、根本原因を分析して問題を解決する方法、若い才能を引き付ける方法を改善するためにデジタル化が必要不可欠であったのです」とデジタル責任者は語りました。

<NashTechが提供した技術的ソリューション>

NashTechの提供した技術的な解決策は、複合現実(MR)の活用されたMicrosoft Hololensを使用して建物のモデルを見ることを可能にし、複合現実の中で同時にモデルを見る人同士の相互作用を実現させることです。複合現実(MR)技術は最新技術であり、Microsoft Hololensも最新のデバイスです。したがって、NashTechは、この新しく発売されたデバイスとテクノロジーの技術的能力に対するクライアントの信頼を得るために、独自の研究開発活動を行い、PoC(概念実証)を完了しました。また、クライアントと緊密に連携して、時間枠内でリリース可能な増分を定義して提供しました。

<複合現実(MR)開発の2ステップ>

1. Microsoft Hololens上で動作するプラットフォームに、モデル環境を理想的な3Dモデルにするためのモデル最適化を含む3Dモデルをロード。

2.Unity ToolkitとUniversal Windows Platformの組み合わせを使用して、ホログラフィックオブジェクトを現実世界でどのように表示し、ユーザーが相互作用するかを設計

<クライアントのメリットと成功について>

クライアントは、Microsoft Hololens上で動作し、コラボレーションセッションの中で他の人と同時に3D建物のモデルを共有する事のできる「製品」を得ました。この製品は、建物、複合施設の新しい内装および外装構造について議論するために、建築家、エンジニア、およびクライアントの間で使用することができます。この製品の成功は、ポストビルドの修正を最小限に抑えることで時間とコストを節約し、運用効率を向上させるのに役立っています。

クライアントのデジタル責任者は、「弊社のデジタル化プロジェクトの1つとして、NashTechと提携しました。柔軟性と能力はNashTechとの関係から得られたものであり、われわれは事業を理解する専任のチームを擁しています。これは価値ある命題です」と仰っています。

◆ NashTechについて

NashTechは20年以上にわたり世界中の顧客にソフトウェアアウトソーシングサービスを提供しています。何千人ものエンジニアのチームを結成し、機能するソフトウェアプロジェクトを提供することができます。当社のサービス品質は、業界最高水準のCMMI5、ISO27001などの認定を受けました。ブロックチェーン、AR / VR、マシンラーニング、RPA、ビッグデータ、IoTなどの先進的な技術で成功したプロジェクトでソリューションポートフォリオを構築しています。

2018年ベトナムソフトウェア協会(VINASA)「IT企業トップ50」にて、Harvey NashグループのNashTechはITO、BPO、そしてKPO部門の売上でベトナム最大のIT企業と認められました。また、「インダストリー4.0テクノロジー・ケイパビリティにおける優良企業トップ10」にも選ばれています。日本や応手を含めて世界中に開発リソースを提供するベトナム最大のIT企業にぜひお問い合わせください。

この記事の執筆者

NashTech Japan株式会社

担当:Vicky Chan 様 / Mari Tanaka 様


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